神奈川県水産技術センター 栽培推進部主任研究員、海洋科学博士 岡部久さんのインタビュー⑤「神奈川県の海」
今週も、神奈川県水産技術センター
栽培推進部 主任研究員で海洋科学博士の 岡部久さんにインタビュー。
今日は、神奈川県の海についてお伺いしました。
神奈川県の沿岸は、閉鎖的で川の流れ込みが多くて後背地に人口がたくさんある東京湾。
また、三浦半島を挟んで、開放的で入り口が開いて、非常に水深が深く、
外海の影響を強く受ける相模湾という二つの大きな湾があります。
その外側には、大島の向こうに伊豆諸島海域というのがあり、
神奈川県の漁業者の皆さんは、東京湾に住んでいる魚の生態に合わせた漁業を発展させてきました。
相模湾でも相模湾に入ってくる魚の生態に合わせた定置網など、そういった漁業を発達させてきました。
伊豆諸島海域でも、海底にいるような魚を釣る技術を開発し漁場も開発し、伊豆諸島海域でも漁業を行ってきました。
神奈川県の海は、皆さん、知らないかもしれないですが、豊かなんです。
性質の違う湾が二つもあって、沖には沖の漁場があり、
そこで捕れる魚は多様で、旬の時期にはおいしくたくさん獲れる様にもなる。
そういったものをもう一度認識していただいて、食べていただくというのがいいと思います。
神奈川県立 生命の星・地球博物館の「魚類写真資料データベース」
検索する時はカタカナで。
https://fishpix.kahaku.go.jp/fishimage/index.html
最終更新日:2022年1月10日