海洋プラスチックはどこから来るのか 横浜市環境創造局 政策調査部 環境科学研究所の皆さんのインタビュー③「マイクロプラスチック調査の工程」
今週は、海洋プラスチックはどこから来るのか、
横浜市環境創造局 政策調査部 環境科学研究所が行っている
川でのマイクロプラスチック調査についてお届けしています。
昨日のお話では、街中では、すでにマイクロプラスチックになったものがあった
ということが観察できたというお話でした。
では、街と海をつなぐ川でのマイクロプラスチックはどうなっているのか。
2019年から調査がスタートしているそうですが、どのような工程で行われているのか、
横浜市環境科学研究所の松島由佳さんに教えて頂きました。
マイクロプラスチック調査のために、自分たちで採取ネットを作成。
採取ネットの入り口を川の水面の水が入りやすいよう四角にされており、
水面の上の方と、中のものが入るよう、手と足で採取ネットを調節しながら20分~30分。
川幅が広い鶴見川では、横一列に並んで採取作業するそうです。
実際に、川での採取は、4~5人で行うそうですが、
調査・分析は、今週お話を伺っている松島さんと畠山さんの2人で行っている
ということで、小さなマイクロプラスチックを一つ一つピンセットで
採取ネットから取り出し、分析をかけていくという地道で過酷な作業なんだそうです。
横浜市環境科学研究所では、2017年度から市内のマイクロプラスチックの実態調査をはじめ、
昨年の2022年度までの調査結果が公開されています。
🌊横浜市環境創造局 政策調整部 環境科学研究所
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/kankyohozen/kansoku/science/
🌊マイクロプラスチックってなんだ!?
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/kankyohozen/kansoku/science/douga-ibento.html
🌊2022 年度までの横浜市内河川のマイクロプラスチック調査結果の概要
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/kankyohozen/kansoku/science/data/microplastic.files/0004_20230515.pdf