国立科学博物館特別展「海　—生命のみなもと—」⑤

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国立科学博物館特別展「海　—生命のみなもと—」⑤

今週も、今度の土曜日7月15日から国立科学博物館で開催される「特別展「海　—生命のみなもと—」Special Exhibition The OCEAN -The Origin of Life」に注目！
お話を伺うのは、国立科学博物館動物研究部脊椎動物研究グループ研究主幹田島木綿子先生です。

これまで国立科学博物館で開催した特別展「深海」では、様々な深海生物や深海研究、さらに人々の挑戦などを紹介してきましたが、今回は、生命のみなもととも呼ばれる「海」の誕生から現在について、多様な生物や人と海の関わりを紹介し、さらには海との未来を考えていく特別展になっています。
会場は、4つの章に分かれており、今日は、第3章「海からのめぐみ」について田島先生に見どころなどを伺いました。
第3章では、人間はどのように海と関わってきたのかを人間の歴史を通じて紹介。
中でも注目してほしい展示は、日本人はどこから来たのかを追った、国立科学博物館が企画・製作し、博物館として初めて科学技術映像祭文部科学大臣賞を受賞した「３万年前の航海徹底再現プロジェクト」で使用された丸木舟。
今から３万数千年前に、「最初の日本列島人」が成し遂げた台湾から与那国島への大航海を実際に実験航海したものなんだそうです。

また、海洋調査の最前線として、海洋研究開発機構 JAMSTECの4500m級無人探査機「ハイパードルフィン」の実機も展示されます。

他にも、縄文の人たちが作ったとされる貝殻や骨の矢じりや装飾品の紹介もあり、海と一体となって生活していた様子を知る事ができます。

特別展「海　―生命のみなもと―」
Special Exhibition The OCEAN -The Origin of Life
会期 2023年7月15日（土）～10月9日（月・祝）
会場国立科学博物館(東京・上野公園)
入場については、現在、オンラインによる日時指定予約ができます。詳しくは特別展「海　 ―生命のみなもと―」
の公式サイトをご覧ください。