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国立科学博物館 特別展「海 —生命のみなもと—」⑥

特別展「海」メインビジュアル

今週も、7月15日土曜日から国立科学博物館で開催される「特別展「海  —生命のみなもと—」Special Exhibition The OCEAN -The Origin of Life」に注目!
お話を伺うのは、国立科学博物館 動物研究部 脊椎動物研究グループ 研究主幹 田島木綿子先生です。

国立科学博物館 田島木綿子さん_小田原で発見されたマッコウクジラ調査

今回「特別展「海  —生命のみなもと—」Special Exhibition The OCEAN -The Origin of Life」は、生命のみなもととも呼ばれる「海」の誕生から現在について、多様な生物や人と海の関わりを紹介し、さらには海との未来を考えていく特別展で、4つの章に分けて展示されています。
今日は第4章「海との共存、そして未来へ」の見どころについて伺いました。最後の章では、海洋プラスチック問題や海洋酸性化による影響など様々な事実を元に海の置かれている現状について知る事ができ、そして我々が取り組むべき対策についてもご紹介されています。今回、第二会場へ行く途中には、撮影ポイントとしてシャチのモニュメントが展示されているそうです。シャチは、キラーホエールと言われるように同じ鯨類やアザラシなどを食べるがゆえに、実は体の中に一番環境汚染物質を溜めてしまっている動物なんだそうです。非常に愛くるしい見た目ではありますが、実は彼らの体の中ではものすごい大変なことが起こっているっていうこともパネルで解説されています。また、海洋プラスチックについての展示では、かながわ野生動物サポートネットワーク、神奈川野生動物救護連絡会による「海ゴミモンスター」が登場。さらに、公益財団かながわ海岸美化財団の活動についてのご紹介もあるそうです。田島先生曰く・・内容盛りだくさんとのこと!
会場では、これまでお話していただいた展示の他に、高さ約6メートルもある超大型シアター「海のエレベーター」もあるそうです。こちらは、水深5メートルからなんと超深海8000メートルまでの光景が紹介されるそうです。
ダイオウイカやメガマウスなど、それぞれの深さに生息する海の生き物が高精細映像で目の前に次々と映し出され、まるで実際に潜水艦で潜航しているような気分を楽しめるそうです。

特別展「海 ―生命のみなもと―」
Special Exhibition The OCEAN -The Origin of Life
会期 2023年7月15日(土)~10月9日(月・祝)
会場 国立科学博物館
入場については、現在、オンラインによる日時指定予約ができます。
詳しくは特別展「海  ―生命のみなもと―」の公式サイトをご覧ください。

特別展「海」ロゴ

特別展「海 ―生命のみなもと―」 Special Exhibition The OCEAN -The Origin of Life
Twitter
特別展「海 ー生命のみなもとー」@umiten2023
国立科学博物館
私の研究-国立科学博物館の研究者紹介 
動物研究部 脊椎動物研究グループ 田島木綿子 研究員

国立研究開発法人海洋研究開発機構 JAMSTEC

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