国立研究開発法人 海洋研究開発機構 JAMSTEC 地球環境部門 海洋生物 環境影響研究センター長 藤倉克則さんのインタビュー①「海洋保護区について」
今週は海洋保護区について、国立研究開発法人 海洋研究開発機構 JAMSTEC 地球環境部門 海洋生物
環境影響研究センター長 藤倉克則さんのインタビューをお届けします。
本日は、藤倉さんに海洋保護区とはどんなエリアなのか詳しく伺いました。
海洋保護区とは具体的にいうと国際的な生物多様性条約の締結会議、2010年に名古屋で行われた、いわゆるOOP10の際に、2022年までに海の約10%を海洋保護区として保全する場所にしましょうという国際目標として決められ、
日本は議長国だった為率先して取り組む必要がありました。
日本は、排他的経済水域の内側で、陸地の周りにある水深200mよりも浅いところを海洋保護区としたのですが、
日本の排他的経済水域はかなり広い為、保護区に決定した部分だけでは目標の10%に届かず、全部合わせて8.3%に
しかなりませんでした。
そこで沖合や深海などを保護区に設定しようということになり、千葉県の房総沖から小笠原諸島にかけての
深海底4か所を深海の海洋保護区、正式には「沖合海底自然環境保全地域」としました。 既に保護区に決定していた8.3%にこの深海の海洋保護区を合わせることで、2020年までに日本の排他的経済水域の約13.3%を海洋保護区とし、目標を達成することが出来ました。
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🌊新たな海洋保護区(沖合海底自然環境保全地域)管理のための
深海を対象とした生物多様性モニタリング技術開発
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今日のインタビューとあわせて、詳しくは
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