10月で創立50周年を迎えた 国立研究開発法人 海洋研究開発機構 JAMSTECの アプリケーションラボ 森岡優志さんのインタビュー②「異常気象について」
今週は、10月で創立50周年を迎えた
国立研究開発法人 海洋研究開発機構 JAMSTECの
アプリケーションラボ 森岡優志さんのインタビューをオンエア。
ここ数年、大雨による被害や、大雪によって流通が止まってしまうなど、
様々なことが起こっていますが、これは異常気象といえるのでしょうか?
2020年12月の大雪ですが、
原因の一つとして太平洋の熱帯付近でラニーニャ現象と言われる
気候変動現象が発生してました。
この現象が発生しますと、日本付近では冬型の西高東低の気圧配置が強まり、
シベリアの大陸から 日本に向かって冷たい季節風が強く吹きます。
そうしますと、日本海を通りますので、
日本海の海から 水蒸気をたっぷり吸収して日本海の山にぶつかることで、
大雪になったと考えられます。
ほぼ最近の研究の話ですが、北極海では、地球温暖化の影響を受けて、海氷が減少しています。
それを受けて、その上の空気の状態が少し乱れ、
北極域の冷たい空気が南下してユーラシア大陸や東アジアまで運ばれることがあるそうです。
国立研究開発法人 海洋研究開発機構 JAMSTEC
http://www.jamstec.go.jp/j/
JAMSTEC アプリケーションラボ ホームページ、
https://www.jamstec.go.jp/apl/j/cvparg/
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