神奈川県 県土整備局 河川下水道部 河港課 なぎさグループ グループリーダー 和寺哲平さんのインタビュー②「『相模湾沿岸海岸浸食対策計画』について」
今週は、神奈川県の海岸浸食対策について 神奈川県 県土整備局 河川下水道部 河港課 なぎさグループ
グループリーダー 和寺哲平さんのインタビューをお届けします。
本日は、現在行われている「相模湾沿岸海岸浸食対策計画」について和寺さんに伺いました。
砂浜は、元々山間部で発生した土砂が川を通じて河原や瀬を形成しつつ海へと運ばれてきた砂で作られています。
しかし治水や利水の事業によって堰やダムが整備されたり、以前はコンクリートを作るために川の砂利を採取して
骨材として使用していたり、海岸にたどり着いた土砂は沿岸漂砂と呼ばれますが、その沿岸漂砂が波打ち際に沿って流れて
河口から少し離れたところで溜まっていく事で砂浜になるのですが、そういった海岸線の途中に漁港などの
構造物が作られると、砂の流れを変えてしまい、海岸浸食の起こる原因となっているのだそうです。
「相模湾沿岸海岸浸食対策計画」は、養浜を主体とした浸食対策をしていることが特徴で、海岸の侵食対策には
波の流れを抑制するために沖合などに構造物を作ったりといった方法もあるのですが、神奈川県の海岸の場合は
海岸の利用が多いことから、その利用を妨げないように養浜による砂浜の回復をさせる計画となっています。
🌊神奈川県 相模湾沿岸海岸浸食対策計画は県のHPから見る事が出来ます。
また、一冊の冊子としても配布されているとの事、詳しくは神奈川県 県土整備局
河川下水道部河港課なぎさグループにお問い合わせください。
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/f4i/shinshoku/kaitei.html
今日のインタビューとあわせて、詳しくは
FMヨコハマ「海を守ろう」特設サイトをご覧ください。
https://kanagawa-mamorou.uminohi.jp/