イベントレポート

神奈川県内の高校での特別出張授業開催!

サレジオ学院高等学校での授業の様子

「神奈川 守ろう!私達の綺麗な海 実行委員会」では、2022年1月、そして2月に、
国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)と共同で、
海洋プラスチックについての特別出張授業を開催しました。  

JAMSTECは、創立50周年記念事業として実施されている「マリンディスカバリーコース」の
「海洋プラスチック研究の最前線を知ろう」について、
JAMSTEC 海洋科学技術戦略部 広報課 野田澤 篤人さんが解説してくださいました。

講座でお話していただいたJAMSTEC 海洋科学技術戦略部 広報課 野田澤 篤人さま

実施した学校は、神奈川県中郡二宮町にある星槎学園高等部湘南校(全校生徒)と、神奈川県横浜市都筑区にある
サレジオ学院高等学校(高校1年生全員)。

コロナ禍のためオンラインでの開催となりましたが、生徒の皆さんからも質問があったり、
知らなかったこともあったという声も聞こえ、とても充実した内容となったようです。

星槎学園での様子

2022年1月27日木曜日 星槎学園高等部湘南校

全校生徒が参加してくれたこの日。JAMSTECの野田澤さんの講座から始まり、JAMSTECの事業内容から、
海洋プラスチックの問題点について解説があったのち、
生活の中には様々なプラスチックがあり、どれも同じように水の浮くのか・・と、
ラスチックの比重実験をしてくださいました。

ペットボトルのキャップ、ペットボトル、ビニールテープ、レジ袋の4種類。
どれも私たちの身の回りにある物ばかりです。
同じ大きさに切ったものを、水の入ったビーカーに沈めてみたところ・・・
プラスチックなのに、浮くものと、沈むものがあったのです。

一度海に出てしまったマイクロプラスチックは回収するのは不可能なだけに、
私たちの生活からどのように減らしていくのかなどアドバイスをいただきました。

FMヨコハマからは、毎週月曜~木曜 13時40分からお届けしている「守うろ!私たちの綺麗な海」でご紹介してきた
小学生 塩谷くんの発明と、大学生の岡さんによるNPO法人「UMINARI」の活動をご紹介。
さらに、砂浜のマイクロプラスチックを回収する「スナフル」を発明した高校生松木さんについても、
お話させていただきました。

2020年6月15日OA
NPO法人 オーシャンファミリー 活動に参加している小学生 塩谷廉くん のインタビュー

2021年1月18日OA
NPO法人UMINARI ビーチクリーン事業部長 岡篤志さんのインタビュー(1)「UMINARI について」

そして、全生徒に配布した、海洋プラスチックになりやすい洗濯ばさみをアルミ製にかえる活動をしている
モンディアル株式会社の「HOSSY」をご紹介。

大学でデザインを学ぶ生徒からは、環境へのアプローとしてチとしての参考になったとの感想もありました。

「守ろう!私たちの綺麗な海」では、新島でのHOSSYを使ったプロジェクトについて、
島水産加工業協同組合 組合長 吉山裕盛さんと 副組合長 池村遼太さんのインタビューもお届けしています。
そちらもぜひチェックしてみてください。

星槎学園では、生徒会が中心となってビーチクリーンを開催するなど、
これまで海ごみと向き合ってきた生徒が多いだけに、今回はさらに深い学びとなったのではないでしょうか?
参加してくださった皆さん、ありがとうございました。

2022年2月14日月曜日 サレジオ学院高等学校

サレジオ学院高等学校での様子

中高一貫 男子校であるサレジオ学院高等学校の1年生が全員参加してくれました。

この日は、海洋プラスチックについて、さらに、キャリア教育として
JAMSTECの海洋科学技術戦略部 広報課 野田澤さんのこれまでの研究・経歴、
さらに就職活動のアドバイスまで、とても充実した内容となりました。

講座終了後、学生の皆さんからは、海洋プラスチックの今後の事など、様々な質問が飛び出し
みなさんがそれぞれ考えてくれていたことがよくわかりました。

海から離れている場所にある学校だけに、講座終了後のインタビューでは、
海洋プラスチックを減らす事へとつながる、毎日の生活の中からできることについてなど話してくれました。

また、サレジオ学院高等学校では、現在の3年生のキンチャクガニについての研究
「守ろう!私たちの綺麗な海」でご紹介したこともあって、後輩にとっても刺激になったようです。
参加してくれた皆さん、ありがとうございました!

今回の出張授業の様子は、2022年2月28日月曜日から、FMヨコハマ「守ろう!私たちの綺麗な海」でご紹介します。
そちらもお楽しみに!