深海と生分解性プラスチックの研究について、東京大学大学院・農学生命科学研究科、岩田忠久さんのインタビュー③
今週は、深海と生分解性プラスチックの研究について、
東京大学大学院・農学生命科学研究科 岩田忠久教授にお話を伺っています。
今年発表された結果によると・・・
757~5552mまでの深海5箇所に、
二酸化炭素と水に分解される生分解性プラスチックを沈めたところ、
すべての地点で、微生物によって分解されることが分かったという事でした。
しかし、生分解性プラスチックにも、実は、様々な種類があります。
今回実験で使われた生分解性プラスチックは、なんと18種類。
どんな種類のものがあるのか、岩田教授、教えてください!
生分解性プラスチックにもいろいろあります。
よく見かけるバイオマスプラスチックは、生分解性プラスチックではありません。
ゴミの分別で、容器のマークを見る癖がついてきた方も多いと思います。
近い未来、その表示に、生分解性プラスチックのマークも仲間入りするかもしれません。
岩田教授によると生分解性プラスチックも、リサイクルできるとのこと。
私たちに出来る事は、これまでと同じように、プラスチックが環境に出てしまわないように、
回収し、リサイクルすることが大切ということですね。
📝生分解性プラスチックは深海でも分解することを実証
https://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/topics_20240126-1.html
📝岩田教授の研究室
東京大学大学院 農学生命科学研究科 生物材料科学専攻 高分子材料学研究室
https://www.fp.a.u-tokyo.ac.jp/lab/polymer/index.html