海の温暖化について北海道大学海洋物理学、極域海洋学の研究を行う、青木茂 助教授へのインタビュー③
今月発表された世界気象機関をはじめとする世界の様々な機関の観測では、
「2023年は、観測史上最も暖かい年。2023年の平均気温が、パリ協定の目標である、
産業革命前の平均より1.5℃高い気温に近づいた」とのこと。
そこで、今週は、海の温暖化について、
北海道大学で、海洋物理学、極域海洋学の研究をしている 青木茂 助教授に詳しく伺っています。
地球温暖化の熱の多くは、地球上7割を占める海が吸収しています。
では、青木さんが長年観測してきた南極の海は、どうなっているのでしょうか?
南極の周りの海は、同じ緯度をグルグルと回っているため、
周りから孤立しているんですね。
南極の海は地球のラジエーター、とおっしゃっていましたが、
地球の南と北が寒いため、地球上でもっとも冷たく重い海水となって、
海の底深くへと沈み込んで、1000年以上の時間をかけて、
遥か彼方まで世界の海の底を流れています。
そんな南極でも、この地球温暖化の波は押し寄せているようです。
詳しくは、明日、伺っていきます。
今回インタビューにお答えいただいている
北海道大学 海洋物理学 極域海洋学の研究をしている青木茂さんの研究については、
下記のサイトをご覧ください。
http://climbsd.lowtem.hokudai.ac.jp/group/shigeru/index.html
最終更新日:2024年1月24日