番組ポッドキャスト

国立研究開発法人 海洋研究開発機構 JAMSTEC 地球環境部門 海洋生物 環境影響研究センター長 藤倉克則さんのインタビュー③「モニタリング」

今週は、海洋保護区について、
国立研究開発法人 海洋研究開発機構 JAMSTEC 地球環境部門 海洋生物
環境影響研究センター長 藤倉克則さんのインタビューをお届けしています。

©提供 JAMSTEC 藤倉克則さん

2010年の「生物多様性条約 第10回締約国会議」。
ここで採決した目標の一つ、「海洋保護区10%」を目指して、日本は沿岸地域だけでなく
千葉県房総沖から小笠原諸島にかけての深海底4か所を「沖合海底自然環境保全地域」とすることで、
2020年に達成することができました。

しかし、9000mという深い海の底を海洋保護区にしたことで、
定期的にモニタリングして調査していく必要が生じてしまっているんだそうです。

では、どのようにモニタリングしていくのか?
そのヒントとなるのが「ヨコズナイワシ」なんだそうです。

ⒸJAMSTEC ヨコヅナイワシ2
©提供 環境省 深海生態系モニタリングマニュアルより 図2.2. 沖合海底自然環境保全地域 日本海溝の最南部及び伊豆・小笠原海溝周辺の海域、中マリアナ海嶺と西マリアナ海嶺を含む海域、西七島諸島を含む海域、マリアナ海溝北部
https://www.env.go.jp/council/12nature/y120-41b/2-2mat.pdf(参照 添付資料 マニュアルのP4 )

深海の生態系の頂点という2.5mを超える巨大な魚「ヨコズナイワシ」。
YouTubeでも、その巨大な姿を見ることができますが・・・目が深い藍色しています!!
この魚がいることで、その環境が本来の姿を保っているという指標となるんですね。
ぜひ、その巨大な魚「ヨコズナイワシ」の姿を皆さんにも見て欲しいと思います。
現在、その剥製が、国立科学博物館で展示されているという事で、詳しくは、明日伺います。

🐟ヨコズナイワシ JAMSTEC YouTube 
ヨコヅナイワシが2000m以深に棲息する世界最大の深海性硬骨魚類であることを明らかに


🌊国立研究開発法人 海洋研究開発機構 JAMSTEC https://www.jamstec.go.jp/j/

🌊JAMSTEC 地球環境部門 海洋生物環境影響研究センター https://www.jamstec.go.jp/bioenv/j/

🌊新たな海洋保護区(沖合海底自然環境保全地域)管理のための
深海を対象とした生物多様性モニタリング技術開発
https://www.jamstec.go.jp/bioenv/j/mpa-monitoring-method/

🌊JAMSTEC 海洋研究開発機構 \海と地球の研究所/
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