千葉県立中央博物館分館海の博物館主任上席研究員の川瀬裕司さんのインタビュー⑧「変わった産卵・子育てをする魚」
今週も、千葉県立中央博物館分館海の博物館主任上席研究員の川瀬裕司さんのインタビューをオンエア。
今回は、川瀬さんに、奄美の海底にだけ生存する「アマミホシゾラフグ」について
色々と教えていただきました。
小さなフグが、産卵場所として2mもの「ミステリーサークル」を作るという話でしたが、
他にも、変わった産卵、子育てをする魚はいるのか、伺いました。
ちなみに、最初に例としてあがった「シロワニ」というサメの赤ちゃんが、
先週金曜日、日本で初めて「アクアワールド茨城県大洗水族館」で生まれました!
生まれたメスの赤ちゃんは体長92.2cm、体重4.3kgだったそうです。
川瀬さんは、海の生き物を守るためには、それぞれがどのような環境の中にいて、
どのように繁殖しているのかを知ることが大切だと、おっしゃっています。
ただ、野外での魚の繁殖の研究は、とても難しいため、
私たちが知る前に、世界から消えていってしまったものもあるかもしれません。
海を守るためにも、今、できる事をしていきたいですよね。
千葉県立中央博物館 分館 海の博物館
http://www2.chiba-muse.or.jp/UMIHAKU/
現在、海の博物館では「イカ展」が開催されています。
世界でも珍しい、約20cmの子どものダイオウイカと、
足を伸ばすと2.7mにもなる大人のダイオウイカを並べた展示など、貴重な標本を見ることができます。
9月5日までなので、ぜひ足を運んでみてください。
川瀬さんの研究「魚の繁殖行動の謎を解き明かす」
アマミホシゾラフグのミステリーサークルの映像も見ることができます
https://tetraodon.jimdo.com/