番組ポッドキャスト

北海道立オホーツク流氷科学センターGIZA 石原宙さん のインタビュー(5)「流氷と共にやってくる生きものたち」

今週も、北海道紋別市にある
北海道立オホーツク流氷科学センターGIZA 石原宙さん のインタビューをオンエア。

©北海道立オホーツク流氷科学センターGIZA



今日は、
流氷と共にやってくる生きものたちについて、伺いました。



©北海道立オホーツク流氷科学センターGIZA
©北海道立オホーツク流氷科学センターGIZA



流氷の時期に合わせて、アザラシ、トドなどの海獣、
陸上ではオオワシという大きい猛禽類も渡ってきます。
また、海中ではクリオネも一緒にやってきます。
クリオネは巻貝の仲間、貝を持っていない貝の仲間で、
世界では4種類知られていて、北半球には3種類。
そのうちの2種類がオホーツク海に住んでいます。

流氷は生態系、植物プランクトンを支える元になっています。
アイスアルジーという植物プランクトンがくっつき、流氷が溶けて春になると爆発的に増殖。
それを食べているカニ、ズワイガニ、タラバガニ、毛ガニ、サケ…
そんな魚を食べているアザラシがいて、オオワシがいて、オジロワシがいて猛禽類がいて…
流氷はとても大きな生態系のピラミッドになっている。
それもまた、オホーツク海の魅力になっていると思います。



石原さんのいらっしゃる流氷センターでは、
大きな水槽に、クリオネがたくさん飼育されていて、
捕食シーンの映像も見ることができるそうです。



北海道立オホーツク流氷科学センターGIZA
http://www.giza-ryuhyo.com/