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ポスター『一家に1枚 海~その多様な世界~』について JAMSTEC 海洋研究開発機構 広報課 課長代理 市原盛雄さんのインタビュー⑤「地球環境と海洋との関わり」

今週も、ポスター「一家に1枚 海~その多様な世界~」について
JAMSTEC 海洋研究開発機構 広報課課長代理 市原盛雄さんのインタビューをお届けします。

©JAMSTEC 海洋研究開発機構_市原盛雄様

本日は、5つに分かれている「海」の多様性のテーマから「地球環境と海洋との関わり」について市原さんに
伺いました。

海は地球全体で見るととても広く、熱や二酸化炭素を吸収し、地球温暖化をはじめとする急激な気候の変化を和らげてくれています。
私達含めて、生き物が暮らす環境を維持してくれる、いわゆる調整役の側面があります。

日本の周辺海域のみならず、世界の海の、水温や塩分濃度といった基礎的な情報を観測し、海が、今どのような状態なのか現状を
知ることは、天気予報をはじめとする気象や、気候変動などの予測に不可欠です。

日本では、夏から秋にかけて台風シーズンが毎年あります。台風では豪雨災害もたらすこともあります。

近年は台風が豪雨、ゲリラ豪雨を含めて、だんだん極端化しているのでないかということも言われています。

皆さんご存知だと思いますが、台風は海の上で水蒸気を含みながらどんどん発達していく側面がありますので、日本の南の太平洋の
海面水温が、どれぐらいになっているのかを知ることが重要です。もちろん暖かければ暖かいほど、より蒸発しますので、台風の勢力も
発達しやすくなります。

そのような点においても、海の状態を知るということは、私達の生活に関わる気象を知る上でも、非常に大切になってきます。
昨今は海のプラスチックのゴミ問題もあり、また海がアルカリ性の中でだんだん酸性によっていく海洋酸性化の問題もあります。
そういった海に起因する多くの地球規模の課題、グローバルな課題が、国際的に取り上げられるようになってきています。
明るい未来を、次世代に繋いでいくためには、私達大人だけではなく、次代を担う子どもたちがまず海について関心を持ち、
様々な課題を「ジブンゴト」として捉えて、より正しく深く理解してもらうということが大事になってくると思います。

©一家に一枚 海

🌊文部科学省 「一家に1枚 海~その多様な世界 」 
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/2020/mext_00063.html

🌊文部科学省 「一家に1枚」 ポスターがダウンロードできます。
https://www.mext.go.jp/stw/series.html

🌊JAMSTEC 特設サイト 「一家に1枚 海~その多様な世界 」 
https://www.jamstec.go.jp/j/pr/poster-ocean/

🌊JAMSTEC 海洋研究開発機構 https://www.jamstec.go.jp/j/

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今日のインタビューとあわせて、詳しくは
FMヨコハマ「海を守ろう」特設サイトをご覧ください。
https://kanagawa-mamorou.uminohi.jp/