ポスター「一家に1枚 海~その多様な世界~」について JAMSTEC 海洋研究開発機構 広報課 課長代理 市原 盛雄さんのインタビュー②「新しい取り組みについて」
今週は、ポスター「一家に1枚 海~その多様な世界~」についてJAMSTEC 海洋研究開発機構 広報課 課長代理 市原 盛雄さんの
インタビューをお届けします。
本日は、このポスターを皮切りに始まった新しい取り組みについて伺いました。
「この「一家に1枚」のポスターは、紙媒体として、全国の学校等に配布しています。
今回制作するにあたって、文部科学省とも相談しながら進めてきました。
今、教育の中では、GIGAスクール構想で1人1台の情報端末を持ち、学んでいくというバックグラウンドがあるため、そういった
その現状を踏まえ、子供たちを初めとして、Web上でも様々な情報を見たり、学んだりすることができるサイトを作りました。
そこが一つのポイントになっています。
五つのテーマごとに、それぞれにポスターにも描かれている, 今、海で起きている出来事や、これからの未来社会を拓くための
海の科学技術をポイントとして、より知りたいことをさらに掘り下げる追求できるような仕組みを作っています。
海は、非常に多様な側面を持っていますので、私達の機関JAMSTECだけでカバーしきれない部分ももちろんあります。
そのため特設サイトでは、他の機関とも協力しながら、より深く、様々な海の側面について学びを深めることができるようにしました。
もしその特設サイトにアクセスいただければ、より一歩進んだ学びへの扉を開く事が出来、主体的に深く学べるように工夫しています。
このポスター「一家に1枚」を通じて、子供から大人まで幅広い世代に対して、海洋リテラシーの向上に繋がる1枚になってもらえればという希望を込めて作りました。
なかなか小学校あるいは中学校で習ってきたことを思い出してみると、教科ってのは分かれており、特に理科・社会が海に関わる部分が
大きいかなと思います。
もちろん「海」っていう教科がなかったわけですが、いかに小さい頃から親しんで学んでいいったらいいのかというところを考えながら、このポスターを作りました。
そういう意味で海を体系的に学ぶ環境が今、必ずしも十分に整っているとは言えないのが現状です。
海の学びは、物理や化学とか生物・地学という高校の教科の枠組みの中でそれぞれの要素を部分的に取り上げる仕組みにはなっていますけれども、一方で海は社会課題を多く含む、言ってみれば文理融合的な分野でもあります。さらに課題解決型の学習、アクティブ
ラーニングという側面においても、社会課題が多く存在するというのは教育現場で大きなテーマになりうるんじゃないかなというふうに考えています。
紙はなかなか修正・更新が難しい側面がありますが、学びのサイトは、今後も、情報技術革新や、新しい研究成果など、海の研究開発も日々行われていますので、日々アップデートしていければなというふうに考えています。
やはり いつ観ても新しい情報が載っているという学習資料にしたいに思っています。
🌊文部科学省 「一家に1枚 海~その多様な世界 」
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/2020/mext_00063.html
🌊文部科学省 「一家に1枚」 ポスターがダウンロードできます。
https://www.mext.go.jp/stw/series.html
🌊JAMSTEC 特設サイト 「一家に1枚 海~その多様な世界 」
https://www.jamstec.go.jp/j/pr/poster-ocean/
🌊JAMSTEC 海洋研究開発機構
https://www.jamstec.go.jp/j/
🌊JAMSTEC twitter
https://twitter.com/JAMSTEC_PR
🌊JAMSTEC Instagram
https://www.instagram.com/jamstec/
今日のインタビューとあわせて、詳しくは
FMヨコハマ「海を守ろう」特設サイトをご覧ください。
https://kanagawa-mamorou.uminohi.jp/