北海道大学名誉教授、 函館国際水産・海洋都市推進機構 函館頭足類科学研究所 所長桜井泰憲さんのインタビュー⑤「なぜ、サンマが獲れなくなっているのか、そしてスルメイカの不漁について」
今週も、北海道大学名誉教授で、
函館国際水産・海洋都市推進機構「函館頭足類科学研究所」所長桜井泰憲さんにインタビュー。
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提供:桜井泰憲
サンマの寿命は2年。かつては、30センチ近い 200gくらいあるサンマがあったのですが、
今は、110gとか、120gとか、25センチでやせたサンマしかいません。
1年目のサンマが成長して2年になっていくサンマがほとんどいなくなってしまった。
何なんだってことになりますよね。
これは高海域での競合した漁業、ようするに中国、韓国、台湾、日本、
こういった漁業がしばらくずーと続いていますから、
そういった漁業の影響も受けています。
同時に海の環境も、例えば、道東海域が夏から秋にかけて暖かい水がどーんと居座り
寄ってこれない。そうすると沖を通って獲れない。
こういった複合的な原因が考えられます。
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海底地形(水深100-500m)上のスルメイカの産卵可能海域は緑色(19.5-23°C)の海域
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桜井泰憲先生の著書「イカの不思議 季節の旅人・スルメイカ」
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一般財団法人 函館国際水産・海洋都市推進機構
https://www.marine-hakodate.jp/
最終更新日:2022年1月24日