NPO法人全日本ウミウシ連絡協議会 理事長 中野理枝さん のインタビュー(2)「ウミウシの進化について」
今週は、海洋生物「ウミウシ」に注目!
NPO法人全日本ウミウシ連絡協議会 理事長 中野理枝さん のインタビューをオンエア。
貝殻をなくした巻貝の仲間だというウミウシ。
なぜ、そのような生物になっていったのか…伺いました。
ウミウシは、貝殻をなくす方向に進化した。
貝殻を持っていても、それがすべてメリットになるとは限らない。
貝殻生産は、食べてエネルギーを使い、貝殻があることで歩くときにもエネルギーを使う。
移動が大変、狭いところに入っていけない、浮き上がれない、といった移動に制限がおこる。
卵からハッチアウトする時には、プランクトンの形、
大人の形になってしまうと、這うというのが、一般的な行動の方法。
なので、実は彼らの一生の中で、私たちは大人になった姿しか見ていません。
中野さんの著書
子どもたちに向けて書かれた「へんな海のいきもの うみうしさん」
成体となったウミウシの大きさは、
多くのものは1cm〜5cmくらい。
大きなものは50cmにもなり、1mmくらいの非常に小さなものもいます。
全日本ウミウシ連絡協議会
http://www.ajoa.jp/
最終更新日:2021年1月5日