2020/04/01 プロローグ
今月からこの時間にお届けする「守ろう! 私達の綺麗な海」。
ここ、みなとみらいのスタジオからも見える、かけがえのない海にまつわる様々な情報をお届けしていきます。
今年、FMヨコハマは開局35周年を迎えます。
そこで、このアニバーサリーイヤーをみなさんとともに、「海の豊かさを守る」一年にしていきたいと思っています。
国連加盟193か国が、2030年に向けて掲げた「持続可能な開発目標 Sustainable Development Goals」=SDGs。
「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」など、17のグローバル目標と169のターゲットから成るSDGsの中から、日本の中でも象徴的な海を持つ神奈川県の海を守る、綺麗な海を実現するために、FMヨコハマでは、14番目の目標「海の豊かさを守る事」、海洋ごみ問題を中心に取り組んでいきます。
みなさんは、海洋ゴミがどのくらいあるか、知っていますか?
今からおよそ10年前2009年度の神奈川県、海岸漂着物処理実績はおよそ6,303トン。
その内訳は、およそ6割が海藻(かいそう)で、3割が木やプラスチック・紙屑などの可燃ゴミ。
そして、およそ1割が缶・瓶などの不燃ごみとなっています。
主に都市部を流れる河川河口部では、ペットボトル・ビニール袋・タバコのフィルターなど生活系ゴミが、非常に多く漂着しており、汚染は深刻です。
近年では、このゴミの割合に変化があり、ペットボトルをはじめ、生活系のゴミが増えています。
そんな私たちの生活で使うプラスチック製品が、時をへて、細かくなることで生まれる海に漂うプラスティックゴミの問題も世界的に話題になっています。
この海のゴミを減らすためにも、普段からプラスチックゴミをなるべく出さないように、マイバックやマイボトルを持ち歩いたり、ペットボトルはリサイクルに出すなどの小さな心がけも 青い海を守ってることに繋がります。
そして、海岸や街に落ちているゴミを減らすことも大切です。
外で出たごみは決められた場所で処分するか、家に持ち帰りましょう。
FMヨコハマでは、昨年の7月、三浦海岸で開催した「自然教室」で、リスナーの皆さんと、一緒に「ビーチクリーン」を行いましたが、今年は、より多くの方と、海岸のみならず、雨などによってゴミが運ばれてくる街や川でも「ゴミ拾い」活動に取り組んでいきます。
さらに、FMヨコハマは、この取り組みを、県内の湘南ビーチFM、レディオ湘南、FM湘南(NAPASA)、FM小田原のコミュニティFM各局と、その他県内の様々なメディア、団体のご協力を得ながら、進めていきます。
これらのメディアは、「神奈川 守ろう!私たちの綺麗な海実行委員会」として「日本財団の海と日本プロジェクト」の推進パートナーとして活動します。
開局35周年の今年は、これまで以上にみなさんと神奈川の海を綺麗にして、全国、全世界に誇れる、自慢できる海にしていきたいと思っています!
ぜひ、みなさんも参加してくださいね!