科学ジャーナリスト 山本智之さん のインタビュー(1)「山本さんの本「温暖化で日本の海に何が起こるのか~水面下で変わりゆく海の生態系」 について」
今週は、科学ジャーナリスト 山本智之さん のインタビューをオンエア。
今日は、講談社ブルーバックスから出版された山本さんの本
「温暖化で日本の海に何が起こるのか~水面下で変わりゆく海の生態系」
について、伺いました。
今、海の環境問題というと海のプラスチックごみの話だと思います
でもそれだけではなく、地球温暖化が海水の温度も上昇しつつあります。
そして、海の生態系が大きく変わることで、私たちの食卓にも色々な影響が出ることになります。
今回の本では、日本の海の生き物に、いま何が起きているのか。
そして、将来はどうなるのかという事を、
取材現場での経験も交えて、できるだけ分かりやすく解説されています。
世界の平均海面温度は100年あたり0.55度のペースで上昇。
ですから、日本近海のこの100年あたり1.14度という上昇ペースは、
世界平均を上回るペースで進んでいるという事になります。
IPCCが去年まとめた特別報告書では、世界の平均海面水位というのは、
1902年から2015年までの間に16センチ上昇している。
このままのペースで温暖化が進んだ場合、2100年には、最大で1.1m上昇する
可能性があると試算もでている。
そんな海の中に暮らす生き物たちは、今、どうなっているのか。
詳しくは、明日以降、山本さんに伺っていきます。
最終更新日:2020年10月6日