琉球大学 理学部 教授 池田譲さんのインタビュー⑥「タコの腕」
今週も、朝日新書から出版されている 「タコの知性~その感覚と思考~」の著者、
琉球大学 理学部 教授 池田譲さんのインタビューをお届けしています。
軟体動物の中でも、学習能力が高いタコ。
実は、その知性には、あのタコならではの腕に秘密があるようなんです。
タコの腕をよく見ると、あの丸い吸盤がついています。あの吸い付くものですね。
もう一つ別の役割として、触った感じ、触覚、それから味、味覚というのがわかる機能があります。
それは吸盤に受容体細胞という、ちょっと難しいのですが、そういう細胞があり、
それによって例えばでこぼこ、あるいは苦い、そういうことがわかります。
学習、学びというのは見るだけではないですよね。どうもタコは触らないと学べない。
ものを認識できないということがわかってきました。
これを沖縄で実験をしていくと、そういうことが見えてきました。
朝日新聞出版 「タコの知性」
https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=21882
琉球大学 池田研究室
http://w3.u-ryukyu.ac.jp/ceph_lab/
最終更新日:2021年11月9日