深海と生分解性プラスチックの研究について、東京大学大学院・農学生命科学研究科、岩田忠久さんのインタビュー④
今週は、深海と生分解性プラスチックの研究について、
東京大学大学院・農学生命科学研究科 岩田忠久教授にお話を伺っています。
1月に発表された実験結果によると、
深海でも、生分解性プラスチックは、微生物によって分解されるとのことでした。
1年間で800万トンものプラスチックが海に流れ出ていると言われる今。
少しでも環境に負荷がかかるごみは、減らしていきたいところですよね。
二酸化炭素と水に分解されるという生分解性プラスチックは、
いつごろから登場した素材なのでしょうか?岩田教授に教えていただきましょう。
岩田教授は、現在、植物から作るバイオマス生分解性プラスチックの研究をされていますが、学部は農学部。
しかし、プラスチックの生成については、工学部の教授たちがこれまで研究されてきて、
さらに、生分解性となると微生物が関わってくるので、また農学部の分野の研究者の知識が
必要となっているんだそうです。
いい社会を目指して、様々な分野の人たちがコミュニケーションを取り合い、
共に研究していく事が大切だとも岩田教授はお話されていました。
今回の実験、岩田教授たちの研究について、HPをご覧になってみてください。
📝生分解性プラスチックは深海でも分解することを実証
https://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/topics_20240126-1.html
📝岩田教授の研究室
東京大学大学院 農学生命科学研究科 生物材料科学専攻 高分子材料学研究室
https://www.fp.a.u-tokyo.ac.jp/lab/polymer/index.html