海鳥の環境保全について、バードライフインターナショナル主席海洋スペシャリスト鈴木康子さんの インタビュー③
今週は、海鳥の保全活動について、
バードライフ・インターナショナル 主席海洋スペシャリスト鈴木康子さんのインタビューをお届けしています。
世界に生息する約360種のうち、そのうち30%程が国際的に絶滅危惧種に指定される海鳥。
昨日のお話では、その海鳥たちの数を減らしてしまっている3つの大きな原因の一つに、
漁業による「混獲」があるというお話でした。
海の中にいる魚を獲るのに、海鳥が間違って捕らえられてしまう・・・
というのは、いったい何が起こっているのでしょうか?
海鳥の多くが命を落としてしまう理由として、漁業による「混獲」というお話でしたが、
マグロなどの漁で使われる「はえ縄漁」では年間約16万羽。
「刺し網漁」では、なんと年間で約40万羽もの海鳥たちが
巻き込まれてしまっていると推定されているんですね。
海鳥のアホウドリなどは、エサをとるために数百kmも海の上を飛んでいくそうですが、
エサの匂いにはとても敏感で、20km、30km先にいる漁船が漁をしているのが分かって
集まってくるんだそうです。
海鳥たちが命を落としてしまう漁法のうち、現在対策が見つかっているのは、
マグロなどを釣り上げる「はえ縄漁」なんだそうです。
明日は、その対策について伺います。
国際NGO バードライフ・インターナショナルのホームページでは、
海鳥たちのおかれている現状について、詳しく解説されています。
ぜひ、覗いてみてください。
🕊バードライフ・インターナショナル
https://tokyo.birdlife.org/
🕊バードライフ・インターナショナル_海洋・海鳥の保全
https://tokyo.birdlife.org/programmes/marine
🕊YouTube「海鳥が直面する脅威」
🕊BirdLife International Instagarm (birdlife.international)
🕊南半球アホウドリ物語 Instagram (albatross_stories_jp)
🕊南半球アホウドリ物語 公式X (@albatross_story)