海の温暖化について北海道大学海洋物理学、極域海洋学の研究を行う、青木茂 助教授へのインタビュー⑥
地球上のおよそ9割もの氷が存在する南極。
昨日は、南極大陸の氷河が流出するスピードが上がっているのではないかというお話でした。
ではその氷河が海に流れ出ることで、どんなことが起こるのでしょうか?
詳しく伺っていきます!
流氷が溶け、陸から海へ流れ出ると海水面が上昇してしまいます。
この影響が懸念されているのが、グローバルサウスと呼ばれる南半球に集中した新興国・途上国です。
こうした経済的に海水面上昇の対策をできない国々は、小規模の洪水でも大きな災害につながるなど、
直接の影響を受けてしまいます。
地球上のおよそ9割もの氷が存在する南極は、いわば地球最大の淡水の貯蔵庫です。
もし、南極氷床が全て融解してしまうと、世界の海面水位はおよそ60mも上昇すると言われています。
今、南極で何が起こっているのか・・・
極域と言われるエリアでの観測は、どうなっているのでしょうか?
詳しくはまた明日、青木助教授に伺っていきます。
今回インタビューにお答えいただいている、北海道大学、海洋物理学・極域海洋学の研究をしている
青木茂さんの研究については、下記のサイトをご覧ください。http://climbsd.lowtem.hokudai.ac.jp/group/shigeru/index.html
最終更新日:2024年1月30日