東北大学 大学院 生命科学研究科 占部城太郎さんのインタビュー④「震災から12年たった今」
今週は、水の中の生きもの 水圏生態を研究されている
東北大学 大学院 生命科学研究科 教授 占部城太郎さんのインタビューをお届けしています。
長年、仙台港に点在する干潟の生き物を調査してきた占部教授たちは、
東日本大震災の津波で大きな被害を受けた後も、そこに暮らす生き物の調査を続けてきました。
12年経った今、どうなっているのか伺いました。
外の海と繋がっていれば、生き物たちの戻りも早かったとのことでしたが、
仙台湾の中でも、七北田川河口にある「蒲生干潟」は、住宅地も近いという事で、
堤防の整備がされ、外海からの水の交換が無くなってしまったんだそうです。
そのため、この10年にわたる観察の間に、干潟の生き物たちは元に戻る事は無かったそうです。
仙台湾に点在する干潟には、その場所、それぞれに生き物たちの特徴があり、
豊かな生態群系を作りだしていただけに、人の手が入る事で変わってしまう
という儚い面もわかったそうです。
🌊東北大学 大学院 生命科学研究科 占部城太郎 教授
https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/research/teacher/detail—id-45500.html
https://tohokuecology.jp/aquatic/
🌊今回お話を伺っている調査について
「東日本大震災の津波で変化した沿岸生態系が回復」
🌊東北大学 大学院 生命科学研究科 Twitter(@TohokuU_Lifesci)
🌊東北大学
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/