東京経済大学 大久保奈弥准教授のインタビュー⑦「サンゴの色」
今週も、東京経済大学 大久保奈弥准教授のインタビューをオンエア。
昨日伺った「共生藻」は、サンゴの細胞の中に入り込んで、光合成をするそうなんですが、
実は、その「共生藻」の色によって、サンゴの色も決まってくるんだそうです!
今日は、そのサンゴの「色」について、伺います。
サンゴが広がる豊かな海は、9万種もの多様な生物が生息する場所として、
人間には漁業や観光の資源として豊かな価値を提供しています。
日本の南の海に広がるサンゴの「白化現象」は、年々大きく広がり、
約130㎢という広大な面積に分布していた沖縄県の国内最大のサンゴ礁、石西礁湖では、
2016年夏に、海水温が30度にまで上がる高水温のため、
東京ドーム約2700個分の広さにあたる全体の97%ものサンゴが白化してしまいしまた。
しかし、サンゴが減っている理由は、海水の温度だけが問題ではないそうです。
「サンゴは語る」 岩波書店
https://www.iwanami.co.jp/book/b577719.html
「サンゴは語る」の印税は、全て全国の児童養護施設へ、この本を寄贈するために使われているそうです。
大久保奈弥先生のHP
https://namiokuboanu.wixsite.com/namiokubo
最終更新日:2021年7月7日