番組ポッドキャスト

日和佐うみがめ博物館カレッタ 学芸員 田中宇輝さんのインタビュー⑥「卵と温度の関係について」

今週も、徳島県海部郡美波町にある「日和佐うみがめ博物館カレッタ」の学芸員
田中宇輝さんのインタビューをオンエア。

Ⓒ日和佐うみがめ博物館カレッタ

今日は、卵と温度の関係について詳しくお伺いしました。


Ⓒ日和佐うみがめ博物館カレッタ


Ⓒ日和佐うみがめ博物館カレッタ


Ⓒ日和佐うみがめ博物館カレッタ

母カメがなぜ砂浜に生んでいるかというと、
故郷というのと、砂があっためてくれるという利点があるので、
おそらく昔から続けられてきたんだと思われます。
砂が太陽光に温められて、だいたい25度から33度くらいの環境が、
お母さん亀が掘って埋めた砂浜40センチくらいの所で環境が保たれています。
25度以下になると、かなり発生が止まってしまうようで、33度以上になると今度は熱すぎる。
ウミガメとか爬虫類の一部 ワニなどがそうなのですが、
性染色体というものが存在しないらしく、
胚発生中の温度で性別が決まる仕組みになっています。

日和佐うみがめ博物館カレッタ
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