大阪市立自然史博物館 学芸員 中条武司さんのインタビュー⑤「関東の砂浜について」
今週も、日本全国の砂を収集している大阪市立自然史博物館の学芸員 中条武司さんのインタビューをお届けします。
本日は、ミニガイドにも掲載されている関東地方の砂浜について詳しくお伺いします。
関東地方は伊豆や富士山などの火山が非常に多い為、玄武岩(げんぶがん)や火山灰などが周りの大地に溜まっていくので比較的黒い砂浜になるという事です。
鎌倉の稲村ケ崎は、磁鉄鉱と呼ばれている鉱物や色の黒い輝石といったものがたくさん含まれているので、
こちらも黒い砂浜になるのだそうです。
九十九里浜はとても広く長い砂浜ですが、その砂は川からだけでなく銚子の南側にある屛風ヶ浦の崖の砂が
削られて、流されてできている砂浜です。
その崖の上には住んでいる人がいる為、崖が崩れないように前面に防止の工事をしたのですがその工事の影響で崖が
崩れなくなり、九十九里浜に砂が供給されず侵食されて無くなってしまうという問題を抱えています。
🌊大阪市立自然史博物館
http://www.mus-nh.city.osaka.jp/
🌊大阪市立自然史博物館 ミニガイドNo.34「砂浜の砂をのぞいてみたら」
https://omnh-shop.ocnk.net/product/1917
🌊大阪市立自然史博物館 Twitter
@osaka_shizenshi
🌊大阪市立自然史博物館学芸員 中条 武司
@nakajotks
今日のインタビューとあわせて、詳しくはFMヨコハマ「海を守ろう」特設サイトをご覧ください。https://kanagawa-mamorou.uminohi.jp/