大阪市立自然史博物館 学芸員 中条武司さんのインタビュー③「白い砂浜と黒い砂浜の違い」
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今週は、日本全国の砂を収集している大阪市立自然史博物館の学芸員 中条武司さんのインタビューをお届けします。本日は、白い砂浜、そして、黒い砂浜について 中条さんに伺いました。
白い砂浜は圧倒的に南の海。
サンゴ礁のサンゴが砕けたり、星砂は、サンゴ礁に暮らす有孔虫の殻です。
あともう一つ、白い砂浜と言えば、広い範囲で花こう岩(御影石)が周りの山にある。
花こう岩には、固い石英が入っているので残りやすいです。
一方、関東地方の砂は、比較的黒っぽい砂が多い。
伊豆や富士山など火山が非常に多いので、火山の黒い岩石、
玄武岩や、火山灰が周りの大地に溜まって比較的黒い砂浜になります。
ただし最近では、観光のために、海外から白い砂を購入して入れている所も。
砂浜には、本来その土地ならではの砂の構成があるので、
大阪市立自然史博物館では、その記録をするために、日本各地の砂浜の砂を集め
今年中には、1000 か所を超えるのではないかという事です。
🌊大阪市立自然史博物館
http://www.mus-nh.city.osaka.jp/
🌊大阪市立自然史博物館 ミニガイドNo.34「砂浜の砂をのぞいてみたら」
https://omnh-shop.ocnk.net/product/1917
🌊大阪市立自然史博物館 Twitter
@osaka_shizenshi
🌊大阪市立自然史博物館学芸員 中条 武司
@nakajotks
今日のインタビューとあわせて、詳しくは
FMヨコハマ「海を守ろう」特設サイトをご覧ください。
https://kanagawa-mamorou.uminohi.jp/