国立科学博物館 動物研究部 脊髄動物研究グループ 田島木綿子さんのインタビュー⑥「最近印象的だったストランディング」
今週も、8月20日に小田原市石橋の海岸にストランディングした「アカボウクジラ」について、
国立科学博物館 動物研究部 脊髄動物研究部 田島木綿子さんのインタビューをお届けします。
本日は、2000頭以上のクジラやイルカを解剖してきた田島先生にとって最近印象的だったストランディングは今回の「アカボウクジラ」の他にどんなものがあったのかお伺いしました。
「アカボウクジラ科」の中でも「タイヘイヨウアカボウモドキ」という当時は世界でも3例ほどしか見られていなかった種類のクジラが、2002年に鹿児島で1例、2013年には函館、その後沖縄でも3例ほど上がり、最近高知の四万十町で7例目が発見されたものが直近では印象的だったそうです。
田島先生は外洋性のクジラを大型のタンカー等が知らず知らずのうちに運んでくると、タンカーの人達にとっては
少しえっ、と感じる部分もあると思いますが、田島先生らにとってはすごくありがたいことで、死んでしまうのは可哀想ですが
今後彼らを詳しく知る事につながっていくのだと仰っていました。
🌊国立科学博物館
https://www.kahaku.go.jp/index.php
🌊国立科学博物館 動物研究部 脊椎動物研究グループ 田島 木綿子先生
https://www.kahaku.go.jp/research/researcher/researcher.php?d=yuko-t
🌊田島先生の著書「海獣学者、クジラを解剖する」
https://www.yamakei.co.jp/products/2820062950.html
🌊サンゲツ×国立科学博物館 コラボレーション
壁紙コレクション「DAY AND NIGHT SCIENCE MUSEUM」の「WHALES AND DOLPHINS」について
https://www.sangetsu.co.jp/pickup/kahaku/
今日のインタビューとあわせて、詳しくは
FMヨコハマ「海を守ろう」特設サイトをご覧ください。
https://kanagawa-mamorou.uminohi.jp/