国立研究開発法人 海洋研究開発機構 JAMSTEC 藤原義弘さん のインタビュー(6)「東日本大震災で、魚たちにはどんな影響があったのか」

今週も、東日本大震災後、
「東北マリンサイエンス拠点形成事業」として東北の海を調査されている
国立研究開発法人 海洋研究開発機構 JAMSTEC 藤原義弘さん のインタビューをオンエア。

今日は、東日本大震災で、
東北の海に住む魚たちにはどんな影響があったのか、伺いました。

陸上からの距離にもよるが、かなり海底の表層は一回はぎとられたようになっている。
そういう時には、生き物も一緒に津波の濁流などに吹き飛ばされている。
種類によって異なりますが、短いものだと数年のレベルで
新たにそこに生物が着底して、新しい生態系、生命活動が生まれている。

調査を始めた時には、漁業が再開して人の生活が戻りつつある中での調査だったので、
その時から比べて何かが大きく変わったという感じはない。
ただ、海底を調査して見かける瓦礫のゴミの量は、減ってきていると思う。

今では、クモヒトデなどがたくさん集まった場所があったりと、
豊かな海は戻りつつあるようです。

藤原さんたちの研究・調査結果については、
「東北マリンサイエンス拠点形成事業」のホームページから知ることができます。
ぜひ、ご覧になってみて下さい。

「東北マリンサイエンス拠点形成事業～海洋生態系の調査研究～」
http://www.jamstec.go.jp/i-teams/

TEAMS動画・写真ライブラリー
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