国立研究開発法人 海洋研究開発機構 JAMSTEC 藤原義弘さん のインタビュー(4)「世界の海へ流出した震災ガレキの問題」

今週は、東日本大震災後、
「東北マリンサイエンス拠点形成事業」として東北の海を調査されている
国立研究開発法人 海洋研究開発機構 JAMSTEC 藤原義弘さん のインタビューをオンエア。

東北の産業、そして生活復興支援を第一の目的として活動されているこの事業。
中でも、藤原さんは、震災ガレキを中心に研究・調査されていますが、
震災ガレキは、東北の海だけでなく、海流に乗って世界の海へと流出しました。
今日は、そこで問題となっている事について、伺いました。

東日本大震災から来週で10年。
3月11日、あの一日の津波で、陸から流れ出た震災ガレキは、約480万トン。
この量は、それまでの東北3県で一年間で出るゴミの量を大きく上回ります。

大きく、重いガレキは、東北の海へ沈み、海流に流されて、この10年間で世界の海を巡っているガレキもあります。
今でも、時々、海外から、東北から流れ出た震災ガレキのニュースが飛び込んできますが、
そんなガレキと共に、津波でさらわれた生き物たちも、本来いるはずはない生態系へと運ばれているんです。

あの津波が海の生態系へどのような影響を及ぼしているのか、、、

藤原さんたちの研究・調査結果については、
「東北マリンサイエンス拠点形成事業」のホームページから知ることができます。
ぜひ、ご覧になってみて下さい。

「東北マリンサイエンス拠点形成事業～海洋生態系の調査研究～」
http://www.jamstec.go.jp/i-teams/

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