国立研究開発法人 水産研究・教育機構 水産大学校 名誉教授 須田 有輔さんのインタビュー②「サーフゾーンについて」
今週は私たちに身近な海の環境「サーフゾーン」について、国立研究開発法人 水産研究・教育機構 水産大学校
名誉教授 砂浜生態学が専門の須田 有輔さんにお伺いします。
本日は私たちにとって身近な環境「サーフゾーン」とは一体どんな場所なのか、須田先生にお伺いします。
砂浜でサーフゾーンと呼ばれているのは沖から来た波がだんだんと高くなって砕けていく場所…人でいうと釣りを
したり、海水浴やサーフィンをする場所がまさしくサーフゾーンの中なのだそうです。
特に浜のサーフゾーンは、海岸それぞれの地形によって違いが出てくるとの事で、一般的には湘南の海岸や
外房の海岸のような外から太平洋を渡ってきた波が直接入るような海岸は波も高くなり、大体の幅も広くなる
ところが多いとの事です。
神奈川県の西湘のほうだと、海岸に勾配があり波のでき方が変わる為、サーフゾーンも勾配が急な海岸では
幅が狭くなります。
一方湘南の由比ヶ浜や鎌倉の方の浜では、遠浅になっているためサーフゾーンの幅も広くなります。
サーフゾーンとは沖から来た波が、砕けながら岸に達するまでの領域です。
サーフゾーンでは、海水浴,釣り,サーフィンなどさまざまな活動が行われます。
須田先生の著書「砂浜海岸の自然と保全」(責任編集)(生物研究社)
🌊私たちの身近な環境「サーフゾーン」ついては、須田名誉教授が日本自然保護協会へ 寄稿された記事からどうぞ!
・浜を読む① 〜 砂浜という環境の多様性〜
https://www.nacsj.or.jp/2022/07/31384/
・浜を読む② ~サーフゾーンの魚たち~
https://www.nacsj.or.jp/2022/09/31920/
・浜を読む③ 〜 浜辺のプラスチック〜(前編)
https://www.nacsj.or.jp/2022/11/32692/
・浜を読む③ 〜 浜辺のプラスチック〜(後編)
https://www.nacsj.or.jp/2022/11/32728/
今日のインタビューとあわせて、詳しくは
FMヨコハマ「海を守ろう」特設サイトをご覧ください。
https://kanagawa-mamorou.uminohi.jp/