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国立大学法人 長崎大学 教授 山口敦子さんのインタビュー①「ナルトビエイについて」

今週は、国立大学法人 長崎大学 教授の山口敦子さんのインタビューをお届けします。


Ⓒ 長崎大学 山口敦子教授


あさりとの関係が注目されている「ナルトビエイ」の生態を研究し、世界初の調査・研究発表
をされた山口教授。
本日は、「ナルトビエイ」とはどんな生き物なのかお伺いしました。

現在日本で見られるナルトビエイは、元々のインド洋 熱帯あたりの「ナルトビエイ」と呼ばれる
ものとは違うものであり、分布の中心が日本にあることで移動能力が高くないのだそうです。
寿命はメスの方が長く最長は19年、オスは9年となっていて、メスの方がオスの1.5倍ほどの
大きさで群れで行動します。
エサは貝のみですが、貝であればさまざまな種類のものを食べるとのことです。
まとめると貝が沢山あって、大きな群れを作るのでそのような群れがたくさん訪れても大丈夫な
程の量の貝がある場所でしか生息できないという事になるので、生息場所が限定されてしまい
今ではもう東アジアにしかいない特産の魚類でとても希少な種類なのだそうです。

Ⓒ 長崎大学 山口敦子教授
Ⓒ 長崎大学 山口敦子教授



🌊国立大学法人 長崎大学 山口敦子教授
https://www.nagasaki-u.ac.jp/ja/gakusai/book/18index.html

今日のインタビューとあわせて、詳しくは
FMヨコハマ「海を守ろう」特設サイトをご覧ください。
https://kanagawa-mamorou.uminohi.jp