番組ポッドキャスト

千葉県立中央博物館分館海の博物館主任上席研究員の川瀬裕司さん 番外編「海中での観察・研究の難しさ」

Ⓒ川瀬裕司

千葉県立中央博物館分館海の博物館主任上席研究員の川瀬裕司さんに
お話を伺っています。
奄美の海底に現れる2メートルもの「海のミステリーサークル」。
「アマミホシゾラフグ」のオスによってつくられますが、その観察・研究の難しさについて
伺いました!
 川瀬さんは、海のミステリーサークルが、もしかしたら魚の産卵床ではないか、
さらに、ミステリーサークルをどのように作っていくのかを解明され、
魚類の繁殖研究の第一人者でもあります。

これまでのインタビューから、川瀬さんの「もしかして・・・」のその思いつきから
様々なことが明らかになっていますが、実は、その最初の一歩をあの広い海の中で
見つけるのは、至難の業。
さらに、海中に潜っていられる時間との戦いが、観察・研究の難しさにもつながっているんだ
そうです。

川瀬さんの研究「魚の繁殖行動の謎を解き明かす」
アマミホシゾラフグのミステリーサークルの映像も見ることができます
https://tetraodon.jimdo.com/

千葉県立中央博物館 分館 海の博物館
http://www2.chiba-muse.or.jp/UMIHAKU/
現在、海の博物館では、「イカ展」がスタートしています。
世界でも珍しい子どものダイオウイカと、
足を伸ばすと2・7メートルにもなる大人のダイオウイカを並べた展示があるほか、
深海のサメハダホウズキイカや、細長い体と目の周りの発光器が特徴のユウレイイカなども
見ることができます。
9月5日までの開催なので、ぜひ足を運んでみてください。