番組ポッドキャスト

北海道大学 水産学部 飯田高大 助教授のインタビュー②「赤潮の状況」

今週は、北海道大学 水産学部 飯田高大 助教授のインタビュー。

提供 北海道大学 飯田高大

赤潮についての調査を、飯田先生たちは、10月に行っていますが、
いったいどんな状況だったのか教えていただきました。

提供 北海道大学 飯田高大

当初は赤潮を観測するための航海ではありませんでした。プレスリリースにも載せましたが、
北海道大学の芳村先生が、川から出てくる部室が海に出ていって、それがどういう風に生物、
サケの生産などに影響を与えているのかというのを調査するのが最初の目的でした。
それが、飯田先生は人工衛星のデータの解析を専門としていまして、赤潮の一報が9月中旬にあり、
どうやら、行く海域がまさに赤潮の海域だろうということが分かり、急遽プランクトンの専門家や、
それに関連するようなチッソやケイ素など、そういうものが海にはいて、
それが植物プランクトンの栄養になるのですが、調べることになり、
函館を出向して厚岸沖に向かったところ、飯田先生も長年船に乗っていますが、
明らかに、通常では見たことがないような海水がみられて、そこでサンプリングをしたところ、
やはり赤潮の原因となる植物プランクトンが見つかり、
赤潮を直接的に船で様々なデータと共に観測が出来たというのが今回の概要になります。

提供 北海道大学 飯田高大

北海道大学 プレスリリース 道東沖赤潮の横断観測にはじめて成功
https://www.hokudai.ac.jp/news/2021/10/post-921.html

北海道大学 飯田高大
https://researchmap.jp/takahiro.iida

北海道大学
https://www.hokudai.ac.jp/