公益財団法人 日本財団 常務理事 海野光行さんのインタビュー②「無人運航船プロジェクト MEGURI」
今週は、公益財団法人 日本財団 常務理事 海野光行さんにインタビュー。
昨日は島国の外交貿易では90パーセントが、さらに日本国内の物流の40パーセントは
海・船舶が担っている中、船に乗船する船員の平均年齢は50歳と高齢化し、
新しい船員のなりてが減っているというお話でした。
本日は、そんな中で世界からも注目されている船における無人運航の実証実験について
お伺いします。
今、日本全体でも問題となっている少子高齢化、人口減、と合わせてもう一つ社会課題が
あり、これは自動車も同じで事故を無くしたいという事です。
自動運行、無人船の部分だと思いますが海難事故の場合、事故の8割がだいたい人為的要因、
いわゆるヒューマンエラーとなってきています。
人が運転するからこういう事故が起こるんだ、ではなく人が運転せずにある程度
機械、AI、そういうテクノロジーに任せておけば限りなく0に近づいていくのでは
と海野さんらは考えました。
0になるという事は無いと思いますが、0に近づいていくんじゃないかという所の
発想から、この無人運航船のプロジェクトが始まりました。
無人運航、自動運行という話は20年前、30年前から話はありましたが、ここにきて
テクノロジーがだいぶ進化してきたことによってこのように目立ち、実用化に近いような
ところまで来ています。
最終更新日:2022年2月15日