イベントレポート

主観的幸福感に関する心理学実験実施!@片瀬東浜海岸 2025年3月29日

玉川大学 脳科学研究所 高岸教授と学生のみなさん

3月29日土曜日。江の島を臨む片瀬東浜海岸で、「主観的幸福感に関する心理学実験」が行われました!
当日は、冷たい雨が降る中「第209回 海さくらごみ拾い」の会場をお借りして、玉川大学脳科学研究所とNPO法人海さくら、公益財団法人かながわ海岸美化財団、公益財団法人日本財団ボランティアセンター他のご協力のもと実施となりました。

雨でもビーチクリーンに集まった海を愛する皆さん!さすが「海さくら」のごみ拾いでした。
ごみ拾いに来た皆さんにも今回の実証実験について解説される玉川大学 高岸教授。会場では手話でも案内がされていました。

今回の実証実験に参加してくださったのは、総勢50名!

海岸でのビーチクリーン活動が気分に与える影響について調べる今回の研究。活動の前後の唾液からストレスホルモンであるコルチゾールの濃度を測定し、その背後にあるメカニズムを神経内分泌の観点から明らかにするのそうです!これまで世界には気分を回答してもらう形での研究発表はあったものの、今回のように客観的に清掃活動が人々の心にどのような影響を与えるかを測定するのは初めてとなるだけに、とても興味深い実証実験となりそうです。

雨が降る中での実証実験となっただけに、全員で30分間ビーチクリーンをし、前後で唾液を採取することに。玉川大学 脳科学研究所の高岸教授から説明を受けたのち、まずは、唾液採取からスタート!

唾液採取容器

唾液を1.2ml、専用の容器に入れるのですが・・唾液を意図的に出すのが意外と難しい!無事全員採取できたところで、ビーチクリーンスタート!「海さくら」のごみ拾いが先に始まっていただけに、ごみは少ないかと思っていましたが、海岸に流れ着いているプラスチックごみ、たばこの吸い殻などは、まだまだ多く、みなさん、もくもくと拾っていました。

波打ち際に木くずともにごみも溜まっています。
プラスチックは形が崩れている物が多かったです。

30分のビーチクリーン後、再び、唾液を摂取し、気分に関するアンケートに応えてもらいました。

雨でびっしょりになりながらも、協力的な参加者の皆さん!

今回の実証実験に協力してくださった玉川大学 脳科学研究所の高岸教授は、社会心理学や社会神経科学などの分野から人間の脳を中心に研究されているとのこと。「お金と脳」という興味深いキーワードもお話の中に登場し、もっとお話が聞きたくなりました!
高岸教授はYouTubeでも大学院での研究について情報発信をされています。今回は雨での開催となったため撮影は断念したとおっしゃっていましたが、「ビーチクリーンと主観的幸福感」についての調査にはとても興味があるとのことでした。次回の開催を期待したいと思います!
今回の実証実験の結果は、後日、学会発表や論文投稿によって発表されます。発表されましたら、こちらのサイト「海をまろう」でも報告いたしますので、どうぞお楽しみに!

そして! 今回の実証実験にご協力いただいた「NPO海さくら」による次回のごみ拾いは、4月12日(土)
なにやら楽しそうなごみ拾いになりそうなお話も! ぜひ、参加は無料なので事前申し込みをして、片瀬東浜海岸にGO!
今回の「主観的幸福感に関する心理学実験」にご協力いただいたみなさん、ありがとうございました!

冷たい雨の中、残っていただいた方たちと記念撮影。ありがとうございました!



玉川大学 脳科学研究所 高岸治人教授の研究については下記のリンクから。

高岸研究室 ウェブサイト
https://devsoc-tamagawa.net/
高岸治人教授 研究業績
YouTube 高岸治人チャンネル
www.youtube.com/@harutotakagishi

高岸治人教授 X
高岸治人 Haruto Takagishi
@HarutoTakagishi

NPO海さくら
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