一般財団法人 沖縄美ら島財団　総合研究センターの冨田武照さんのインタビュー⑥「世界初の研究について」

今週も、沖縄美ら海水族館を管理運営する
一般財団法人  沖縄美ら島財団　総合研究センター研究員の冨田武照さんの
インタビューをオンエア。

沖縄美ら海水族館で飼育されている世界最大のエイ「オニイトマキエイ」を
世界で初めて飼育に成功、
さらに、飼育している「ナンヨウマンタ」が出産したのも、世界で初めてなんです。
しかし、世界初の研究は、これだけではないんです!

ﾋﾒｲﾄﾏｷｴｲ_2019年に世界初展示に成功　提供:国営沖縄記念公園（海洋博公園）：沖縄美ら海水族館

マンタは、魚の仲間なのですが、哺乳類のように、
赤ちゃんがミルクを飲んで大きくなるということが、
富田さんらの研究で初めて、確認されました。
実は赤ちゃんが子宮の中で、大きくなるときに
子宮から分泌されるミルクを飲んで、
50キロぐらいの大きさになって生まれてきます。
実はこのことは、他のいくつかのエイの種類でそういうことが知られていたのですが、
マンタでも、その授乳という方法をとって
赤ちゃんを育てるというのが初めて明らかになったところです。