イベントレポート

まち・川・海でつながる8市連携海洋プラスチックごみ削減プロジェクト ごみゼロの日(5月 30 日)リポート!

西区役所資源循環局西事務所の海老澤実さんにインタビューする藤田さん

2023年5月30日のごみゼロの日。
FMヨコハマのリポーターが、「8市連携海洋プラスチックごみ削減プロジェクト」の一環である
ごみゼロの日に合わせて行われた清掃活動に参加してきました!

横浜市と隣接する川崎市、横須賀市、鎌倉市、藤沢市、逗子市、大和市及び町田市の8市では、
水平・対等な関係で圏域全体の「行政サービスの向上」「地域コミュニティの活性化」
「持続可能な成長・発展」を目指し、連携を進めていて、共通する課題の一つとして、
海洋プラスチックごみの削減に取り組んでいます。

この取組が始まったきっかけは、平成30年に鎌倉の海岸に流れ着いたシロナガスクジラの赤ちゃんの胃の中から、
プラスチックごみが発見されたことです。
これをうけて、令和3年5月11日の8市連携市長会議で、鎌倉市の松尾市長から、ご提案があり、
海洋プラスチックごみの削減に向け、8市連携による取り組みが始まりました。
海中ごみや、海岸に漂着するごみの7割から8割は、陸で発生して河川を通じ、
海に流れ着くものだと言われています。
街で発生したプラスチックごみは、風や雨によって川に運ばれ、海へと流れこみます。
これを防ぐためには、まちなかから、プラスチックごみを発生・流出させないこと、
川は都市をまたいで流れ、海につながっていることから、一つの市だけで取り組むよりも、
まち・川・海でつながる8市が連携することで効果が高まると考え、一緒に取り組むことになったそうです。
海洋プラスチックごみ削減にむけた、具体的な取り組みとして、
5月30日の「ごみゼロの日」にちなんだ清掃活動が8市で行われました。

8市連携海洋プラスチックごみ削減啓発プロジェクト啓発用パネル

午前中の番組「Lovely Day♡」では、藤田優一さんが、横浜市西区 横浜駅周辺で開催された
「横浜駅をきれいに!キャンペーン」をリポート!
雨が心配された火曜日でしたが、多くの方が参加され、
地域の商業組合、自治会、企業、鉄道会社、行政の方など、
なんと50団体、約300人もの方が、横浜駅・東口・西口で一斉に清掃活動されました。

ごみゼロの日 横浜駅をきれいに!キャンペーン 東口の様子
ごみゼロの日 横浜駅をきれいに!キャンペーン 西口の様子


今回の清掃活動には、日本財団とFMヨコハマから、エメラルドグリーンのトング 200本、
さらに、8市に4000枚のゴミ袋が寄贈されました。

エメラルドグリーンのトング
(公財)日本財団と環境省が共同開催する海ごみゼロウィークオリジナルごみ袋

午後の番組「Kiss&Ride」では、龍口健太郎さんが、横須賀中央駅周辺で行われた
「ポイ捨て防止・路上禁煙徹底の啓発キャンペーン」をリポート!

横須賀中央駅周辺で開催された「ポイ捨て防止・路上禁煙徹底の啓発キャンペーン」

民間事業者、アメリカ海軍、自治会、行政の協力のもと、およそ100名もの方が参加されていました。
クリーン横須賀推進部会の方に伺ったところ、基地からも30名近い方が参加し、横須賀ならではの
取り組みになっているとの事。昔に比べて街のごみが減ってきたとおっしゃっていました。


今回ご紹介した「8市連携海洋プラスチックごみ削減プロジェクト」では、
海に面していない大和市や東京・町田市も連携し、
まちはもちろん、境川や引地川、多摩川などの河原でも一斉清掃が行われていました。

海ごみの8~7割は、街から川を通して流れてきたものだけに
横浜市をはじめ隣接した8市が共に海洋プラスチックごみ削減に一斉に取り組む事で、
多くのごみが海に出てしまう事を防ぐことが出来たのではないでしょうか。

これからも海ごみ削減の活動に注目していきたいと思います!