『海の地図PROJECT』について 日本財団 常務理事 海野光行さんのインタビュー②「今まで浅海域の地図が作られなかった理由」
今週は、昨年10月からスタートした「海の地図PROJECT」について、
日本財団 常務理事の 海野光行さんのインタビューをお届けします。
本日は、なぜこれまでに岸から近い浅い海の地図が作られてこなかったのか、理由を海野さんに伺いました。
一番単純な理由として、海底地形は見えづらいという部分があったのではと海野さんは考えています。
ですがそれよりも日本の海岸管理の仕組みが役所の縦割り行政の中でとても複雑であるという理由もあるのでは、
という事でした。
海岸線や陸からつながる浅い海所はいくつもの地方自治体や行政が絡んでおり、例えば漁港は水産庁、
港湾は国土交通省、海岸防災林は林野庁、国立公園内だと環境省、航路測量は海上保安庁、海底資源調査や
再生可能エネルギー関連は資源エネルギー庁…というかたちで、複雑な事もあり、これまでこの浅海域は
海底地形情報を整理する機能がない状態、いわゆる空白地帯になってきたということでした。
🌊日本財団「海の地図PROJECT」始動
https://www.nippon-foundation.or.jp/who/news/pr/2022/20221024-80874.html
🌊日本財団
https://www.nippon-foundation.or.jp/
今日のインタビューとあわせて、詳しくは
FMヨコハマ「海を守ろう」特設サイトをご覧ください。
https://kanagawa-mamorou.uminohi.jp/