「おさかな小学校」について!日本サステナブルシーフード協会 代表理事 鈴木允さんのインタビュー②
今週は「おさかな小学校」について、校長でもある
一般社団法人日本サステナブルシーフード協会代表理事鈴木允さんのインタビューをお届けします。
団体名にもついている「サステナブルシーフード」。みなさんは手にしたことありますか?
いったいどんな魚介類なのか、鈴木さんに教えていただきましょう。
お店に並ぶサステナブルシーフードとして日本で知られているのは『MSC』という青く魚のマークがついたデザインのものです。これは海のエコラベルで国際的に認知されおり、「天然もので確実にその持続可能な漁業でとれた魚」の目印になります。
このほか、養殖版で同じ意味合いの『ASC』というラベルもあります。
さらには日本独自の認証制度としてマリンエコラベルジャパンという黄色いマークがあります。
しかし現状こうしたマークをつけるには審査を経て認証必要があり、審査の費用や審査パスできない漁業者が多いのが課題となっています。そうして店頭に並ばず、消費者の目に留まらないため普及が難しい状況です。
2006年にアメリカ、カナダなどの合同研究チームが、『Science』で発表した研究報告書では、「このままのペースで人類が海で魚を獲り続けたら、2048年には世界中の海から食用魚が消える」と指摘されています。
海に囲まれ、多くの魚介類をおいしくいただいている日本だからこそ、サステナブルシーフードを 応援していきたいですね。
🐟おさかな小学校
https://www.osakana-sho.jp/
🐟一般社団法人サステナブルシーフード協会
https://note.com/sustainablesf/