第1回 日本水中フォトコンテスト 審査委員長 高砂淳二さんインタビュー番外編 コンテスト総評
今回初めて行われた「第1回日本水中フォトコンテスト」の審査員長を務められた
自然写真家 高砂淳二さんに、応募のあった2512点の審査しての総評をいただきました。
様々なフォトコンテストの審査員をされてきた高砂さん。
今回、コロナ禍もあり、2~3年の空白時間があっただけに、作品を見て「驚いた」とおっしゃっていました。
久しぶりに拝見したみなさんの作品は、技や感性、被写体に対する姿勢がグレードアップしていたと。
何点も「これ、グランプリじゃない!?」と思う作品が次々に出てきて、審査する方も楽しかったそうです。
今までは、どちらかというと、生態によって撮影していた方は、その被写体の珍しさによっていましたが、
それにプラスして背景や狙う角度などが考えられていて、美的になっていたそうです。
プロもうかうかしていられないと思ったという高砂さん。
機材の進化によって、何枚も撮影が出来るようになり、シャッタースピードやフォーカスも
自動で調整され、ストロボなどの照明もスポットのように使えるものがあったりと、
カメラ面の進化も大きかったと思います。
さらに、SNSなどで高度な写真を目にする機会も増えてくるから、
水中写真を始めたばかりの人も、感性も高まったり、
あのような写真を撮ってみたいという人が増えたしているからじゃないかなと
分析されていました。
「第2回日本水中フォトコンテスト」の開催も決定しているというだけに、
どんな作品が集まってくるのかが楽しみですね。
今回各賞を受賞した作品は、「日本水中フォトコンテスト」のサイトから
見る事が出来ます。