海の温暖化について北海道大学海洋物理学、極域海洋学の研究を行う、青木茂 助教授へのインタビュー②
「2023年は、世界の気温記録が更新され、大差をつけて観測史上最も暖かい年」と
世界気象機関=WMOの発表がありました。原因は地球温暖化。
今週は、海の温暖化について、北海道大学で海洋物理学、極域海洋学の
研究をしている青木茂 助教授に詳しく伺っています。
本日は温暖化がもたらす海の塩分の変化について伺います。
温暖化が進むことで、降水と海面の蒸発のバランスが崩れ、地域によって海面の塩分濃度に差が出てきます。
すると海水の上ながら、極端に雨の多い地域と乾燥する地域ができてしまいます。
これにより地球規模で起こってきた水の循環の性質が変わり、天候や生態系への影響が懸念されています。
海の中で水が下に沈み込まなくなる、混ざりにくくなるというのは、極域の海でも
起こっているということで、明日は青木先生に南極の海について伺っていきます。
今回インタビューにお答えいただいている北海道大学 海洋物理学 極域海洋学の
研究をしている青木茂さんの研究については、下記のサイトをご覧ください。http://climbsd.lowtem.hokudai.ac.jp/group/shigeru/index.html
最終更新日:2024年1月23日