東京大学大気海洋研究所 海洋生命科学部門 行動生態計測分野 佐藤克文教授 のインタビュー(6)「バイオロギングの研究結果について」
今日は、東京大学大気海洋研究所
海洋生命科学部門 行動生態計測分野 佐藤克文教授 のインタビューをオンエア。
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©佐藤克文
バイオロギングのものすごい大きな特徴は、
主導権を動物に与えてしまうってことだそう。
普通の研究では、人間が調べたいものを調べます。人間が調べる場所を決めるんです。
ところがバイオロギングは装置をつけて話すまでは人間がやりますが、
そこから先、動物がどこ行くかは 彼らが決めます。
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©佐藤克文
南極でも、最初にその装置をペンギン・アザラシにつけた人が驚いたのは、
「深い」ということ。
カメの背中につけた装置には水温計も付いているので、
カメの経験した水温がわかる。 表層付近は、20度ぐらいです。
しかし、深水300,400メートル程潜ったときに、 一番低かった水温が、なんと0.8度。
これは人間だったら10秒手をつけただけでも耐えられないような寒さ。
そんな寒さを、亀は海の深いところで経験していました。
佐藤克文教授の研究について
http://www.fishecol.aori.u-tokyo.ac.jp/sato/
東京大学 大気海洋研究所
https://www.aori.u-tokyo.ac.jp/
最終更新日:2021年4月15日